いざウユニへ
地球の歩き方に、「ウユニ行きのバスチケットはターミナルで手配できる」と書いてあったが、高山病に倒れて自分も友人も完全に弱気になっていた。出国前はあまり細かい計画は立てず、いろいろな街を巡れたらいいねと話していたが、「もうウユニだけ行ければ十分じゃないか」という話になっていた。ホテルの日系人主人に泣きついて、バスチケットも手配してもらうことにした。
バスターミナルには、ウユニ行きのバスを待つ各国の観光客が集まっていた。自分たちと同じように青ざめた雰囲気の日本人グループも見つけて「ああ、みんな同じなのか」と思い、ちょっとだけ気分が楽になった。
バスは荒野をひたすら進み、一夜走り続ける。夜は冷え込んだが、バスのヒーターがついているから大丈夫…と思いきや、これがめちゃくちゃ熱い。ふくらはぎを火傷しそうに。道路は一応舗装されているものの、カーブが多く、まんまとバス酔いし、無我の境地に。
どうにか湖近くの街にたどりつき、宿のベッドに倒れこんだのだった。
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