HOW DID WE BECOME US?

国立アメリカ歴史博物館の近くに貼られていたポスター。
THE NATION WE BUILD TOGETHER
「私たちが作り上げてきた国」
という展示ゾーンが今夏からオープンしたようだった。


その中でも特に印象的だったのが
HOW DID WE BECOME US?
「いかにして我々は、我々になったのか?」
という展示コーナーだった。


展示の入り口には、この国の人々がどういう人々で成り立っているの説明がある。

Some of Us Were Already Here
我々の一部は、すでにここにいた。


Some of Us Came here Voluntarily
我々の一部は、自発的にここに来た。


Some of US Were Forcibly Brought Here
我々の一部は、強制的に連れてこられた。



Some of US Remained in Place as the U.S. Expanded to Our Land
我々の一部は、米国の領土が広がった際にその地に残った。



展示は、ネイティブアメリカンや、移住してきた中華系アメリカ人、奴隷として連れてこられた黒人などの生い立ちを紹介し、公民権運動などの苦い歴史を経て、多様性を認める社会になりつつあることを説明している。

エキシビジョンの出口にはこう書かれている。

OUT OF MANY ...VOICES...STORIES...LIVES WE BECOME U.S.
「いろいろな声、ストーリー、生活を通じて、我々はU.S.(アメリカ)になった」



いかにも移民国家・アメリカらしい展示内容でした。
矛盾はたくさん抱えているが、理念としてこんな国をめざしているんです、
というのを、そことなく感じられる展示でした。

Where the hell is Taro?

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Taro

1989年生まれ。在京メディアで近畿→北関東→東京で記者。転職して現在は別業界に。フットワークは軽いほうで、休日はカメラを携えて旅に出ます。海外は20カ国以上。屋台で怪しいもの食べてたまにお腹壊したりします。最近ペンを握っていないのでボケ防止に書きます。コンテンツと現在の所属等は関係ないです。