そうだインド行こう

【補足】大学2年の前期授業中、急に誰かのお告げを受けたようにインドに行きたくなり、勢いでガイドブックと航空券を購入。2010年8月から約3週間インドへ。

香港で乗り継いだインドの格安航空会社、キングフィッシャー航空。「そんな名前、聞いたことがないぞ、大丈夫か」と出国前、アジア旅行に詳しい大学同期に言われたものの、香港を定刻通りに出発した。この時点では、まだインドへ向かっている実感が沸かなかったが、数列前の席にはターバンを巻いた男が。

離陸から数時間経って、機内食の時間がやってきた。どんなメニューが出るのだろう、わくわく。客室乗務員が英語で一言。「チキンカレーにしますか、それともチーズカレーにしますか」 どちらもカレーだった。

【2017補足】カレーしか出さなかったせいかは知らないが、この航空会社、2012年に経営不振で運航停止し、そのまま倒産したのであった

インディラ・ガンディー空港に着いたのは深夜2時すぎ。入国審査のスタンプを押される前から、空港にとてつもなく漂う謎のインド感(写真参照)。夜明けまで到着ロビーで休憩することにした。

・・・と思いきや、ベンチで寝ていたヒッピー系のアジア人が挙動不審。話しかけられて日本人と分かり、「仮眠をとっている間に携帯を盗まれた」とのこと。さすがに無防備だろうと思いつつ、これがインドの洗礼か。「僕、どうしたらいいんでしょう」と言われたので、「携帯は戻ってこないだろうけど、帰国後、保険金をもらうために、警察に被害証明書を書いてもらってはどうか」と提案した。「でも僕、英語ぜんぜんできないんすよ」と言われ、なぜか通りすがりの自分が、空港の警察官に説明することになった。「こんな人でもインドに来れるんだ」と、この旅行もどうにかなる気がしてきた。
※入国審査場で圧倒されるの図

Where the hell is Taro?

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Taro

1989年生まれ。在京メディアで近畿→北関東→東京で記者。転職して現在は別業界に。フットワークは軽いほうで、休日はカメラを携えて旅に出ます。海外は20カ国以上。屋台で怪しいもの食べてたまにお腹壊したりします。最近ペンを握っていないのでボケ防止に書きます。コンテンツと現在の所属等は関係ないです。