いざウユニへ

地球の歩き方に、「ウユニ行きのバスチケットはターミナルで手配できる」と書いてあったが、高山病に倒れて自分も友人も完全に弱気になっていた。出国前はあまり細かい計画は立てず、いろいろな街を巡れたらいいねと話していたが、「もうウユニだけ行ければ十分じゃないか」という話になっていた。ホテルの日系人主人に泣きついて、バスチケットも手配してもらうことにした。

バスターミナルには、ウユニ行きのバスを待つ各国の観光客が集まっていた。自分たちと同じように青ざめた雰囲気の日本人グループも見つけて「ああ、みんな同じなのか」と思い、ちょっとだけ気分が楽になった。

バスは荒野をひたすら進み、一夜走り続ける。夜は冷え込んだが、バスのヒーターがついているから大丈夫…と思いきや、これがめちゃくちゃ熱い。ふくらはぎを火傷しそうに。道路は一応舗装されているものの、カーブが多く、まんまとバス酔いし、無我の境地に。

どうにか湖近くの街にたどりつき、宿のベッドに倒れこんだのだった。


Where the hell is Taro?

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Taro

1989年生まれ。在京メディアで近畿→北関東→東京で記者。転職して現在は別業界に。フットワークは軽いほうで、休日はカメラを携えて旅に出ます。海外は20カ国以上。屋台で怪しいもの食べてたまにお腹壊したりします。最近ペンを握っていないのでボケ防止に書きます。コンテンツと現在の所属等は関係ないです。